ノート・手帳にログを書くことが心身に良い理由

ノート・手帳にログをつける理由、

考えたことありますか?

習慣になっていらっしゃる方は、

きっと何らかのメリットを体感・納得されているので

続けていらっしゃるのだと思います。

私は、ノート・手帳好き歴はもう20年以上になりますが、

最近ようやく(ほぼ)毎日安定して記録をつけるようになりました。

 

考えたことや感じたことを手帳・ノートに書き出すことで

かなり救われているというか、

日々考えていること、感じていることが

良い感じに巡り始めていることを実感しています。

 

実感しているのでそれで良し、なのですが、

言語オタクとしては、理由が気になる。

今日読んでいた言語学の本に偶然関連する記述を見つけたので記録します。

その記述とは、

発言の重要な機能の一つは、緊張の緩和である

というものです。

 

緊張とは、例えば、会議などで、

「これ発言しようかな?」と思うと、

自分の中で風船が膨らむように

ぐっとエネルギー、緊張が高まる感覚ってありませんか?

その高まった緊張は、会議で実際に発言すると

風船がしぼむように緩和する感覚に似ていると思います。

 

それと同じで、日々いろいろな出来事に接して、

いろいろなことを感じたり考えたりすると

自分の中で緊張がぐっと高まるのだと思います。

その高まった緊張は、書き出すという行為により緩和されます。

 

本の中では、

緊張は【記号的に制御される】

という表現が使われていました。

以前、外国語で愚痴を書いてみるとかなり良いデトックスになる

というエントリを書きましたが、

この場合、高まった緊張を、

母語→外国語という二段階に記号化しているので、

緩和がより進んでいたのかなと、自分なりに解釈しました。

 

言語心理学、ノート・手帳好きにはなかなか興味深い分野です。

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