手帳に何を書くかではなくどう書くか


昨年後半くらいから、頭を働かせようキャンペーンを推進中です。
ノートの右半分を、自分の考えを書き込むように常に空けてみたり、
思考についての本を読み漁ってポイントを付箋に書いて手帳に貼ってみたり、
色々試行錯誤してきた中で、
最近お、と思える方法があったので、実例を交え、記録します。

その方法は、「文章を完結させること」です。
今まで、手帳、ノートに、出来事、考えたこと、本・映画の感想などをログするときは、
名詞中心のメモ形式でした。
例えば、この間観た『リメンバー・ミー』の感想はこんな感じ。
(ネタバレはしていませんが、映画の情報を何も入れたくない、という方はご注意ください。)

―――――――――――――――
カラフルでpopな死後の世界
歌が好きで好きで身体からあふれ出しそうな衝動に近い強い気持ち
―――――――――――――――

ここまで書いて、
む、またメモになっている。文章の形にしなければ、
とやり直し。


―――――――――――――――
カラフルでpopな死後の世界が美しかった。
歌が好きで好きで身体からあふれ出しそうな衝動に近い強い気持ち
と家族を疎ましく思う気持ちの対比が鮮やかだった。
―――――――――――――――

う、美しかった!?
そりゃ美しかったけど、心に残った理由はそれだけじゃないでしょ・・・!とざわつく。
文章の形にすると、つまり、何がどうだったか、まで書くと、
「ん?何か違う。もっと適切な言葉は…」という探求が始まり、

筆、もとい思考が進む気がします。
単語だけで書いてると、言語化が不完全なので、
この違和感が生まれず、ふわふわとしたまま思考も止まります。

―――――――――――――――

カラフルでpopで美しかった、だけじゃない。
何か胸をくすぐられた。
色は本当に鮮やかだったけど、どこか怖い、寂しい、
行ってみた―いと素直に思えないような…壁が暗いからか!
ネオンと暗い壁の対比!
夜の設定だから?
唯一穴の中だけが自然の色だった。
そうか、人工色だけで成り立ってたんだ!
・・・
―――――――――――――――

最近始めたジャーナリングの影響で、これは文章の形といえるの?というレベルですが、
(そもそもメモっぽいところが多々・・・)
カラフルでpopだった~というふわふわした感想から、色について少しだけ深堀りできました

文章を書くと、「え、そんなこと考えてたの?」ということが
立ち現れてくる感覚が時々あります。
文章という一つの完結した形にすることで、
「む?何か違う。頭の中が言い表せてない。じゃあ何?」というエネルギーが働いて、
頭がギギギ、と動き出す。
これが文章の人もいれば、図の人、絵の人、音楽の人、
いろんなタイプがいるんだろうなと思います。

ブログも然り。
このテーマで、こういうことを書こう、と決めてはいるけれど、いざ書き始めてみると、
「あ、こういう方向?」と自分でも思いもよらぬ方向に着地することも。
触媒、というのかな。即興演奏のようなドキドキ感。
そうか、これが言葉の線状性ということか。
読む時だけじゃなくて書く時もなのね。
おぉ、そういうことか・・・!概念の体感?実感?の瞬間が来た!
(本日の思いもよらぬ着地点に到達しました、
という実例を言いたくて心の声多めでお送りしました。)

今年のテーマは自分を開く!なので、
もうちょっとブログの頻度も上げて
たくさん思いも寄らぬ方向にたどり着けたらいいな。


//platform.twitter.com/widgets.js

0コメント

  • 1000 / 1000